「基本的人格」って(3)~「近代社会の成立」
「基本的人格」も「人格」も、「個人」を基調としていることが分かった。
その「個人」も、欧米の考え方に基づいていることが分かった。
それでは、欧米の「個人」という考え方は、歴史貫通的なものか?と考えてみたが、
実際はそうではなかった。
「個人」というとらえ方が、近代社会でのとらえ方になっていた。
16世紀に、デカルト「方法序説」の発表が大きい。「われ思う、ゆえにわれ在り」。
「すべてのものは疑わしいが、確かに考えている自分は存在する」ということらしい。
「自我の芽生え」とも、教科書では紹介されもする。
欧米の「近代社会」の出発を、とりあえず、1789年のフランス市民革命に求めると、
意外なことが分かる。
(ささ爺)
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