「基本的人格」って(4)~「キリスト教」
1789年の「フランス市民革命」のスローガンは、「自由・平等・友愛」だった。
しかし、その考え方のもともとは、キリスト教に帰依(きえ)する人たちのものであった。
キリスト教を信奉する者たちの中では、皆「自由であり、平等であり、友愛に満ち足りている」ということらしい。
しかし、「フランス市民革命」では、キリスト教に帰依する人々を、「すべての人間は」に置き換えられた。
「すべての人間は、自由であり、平等であり、友愛に満ちていると」。
だから、「自由・平等・友愛」という理念は、もともとは、キリスト教に帰依する人々たちの中でのみ承認されていた「概念」でしかなかった。
だから、例えば、社会的な普遍思想として、信じられているものの一つとしての「平等」は、実際には、「差別と偏見に満ちた」社会が出来上がっただけであった。
また、「格差社会」も同様である。
理念では人間は食ってはいけない。どういう現実に至っているのかを直視する必要があるだろう。
(ささ爺)
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