私の詠集ーパート1

一 遠くに泣きいる蝉の声に老いを重ねる今日この頃

二 淋しさに耐え抜こうと思えどもわが心逆(さか)波に砕ける

三 亡き妻によくぞ今まで支えてくれたと思い出すたび君に感謝す

四 逢いたいと願えども君は遠く夕焼けの向こう

五 君の遺影わが心支えしも君は遠く空の果てまで

六 何故去りし君はどうして空の果てまで

七 去ってしまった君はもう帰らぬ人とわかっていても

八 ひとり淋しく飲む酒がなおさら君を思い出させる

九 今でも残る君の声帰らざる日々にひとり涙す

十 君去りし今でも抱く熱き思い出

一一 失った悲しみに暮れる日々あるもどうか明日を生きる力を

一二 ひたすら自分を見つめるよりも他者が在っての私なりけり

一三 「われ思うゆえにわれあり」言ったとしても他者が在っての私であれば

一四 愛と勇気と心と思いみんな大河を流れる水なり

一五 澄み渡る空の果てまでこのままそっと吸い込まれればと         

一六 苦みを思い出す日々よりどうか明日を生きる私があれば

一七 今を生き明日を生きる思いがあれば昨日の苦しみ遠ざかりけり

一八 限りなくはかなく空しいこの身といえど湧き出る泉心に感じる

                       (詠み人知らず)         

ささ爺の停留所

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