対処療法は薬物療法
私も、以前は、Dr.の見立てにより「うつ病」であった。
例えば内科的な疾患は、「胃潰瘍」ならば、大抵のDr.が認めれば、そして、データーが揃っていれば「器質学」的疾患として、「胃潰瘍」になるだろう。
しかし、精神科・神経科・心療内科の場合は、「現象学」が主であるので、多分に患者の「訴え」や「家族」の訴え(表面から見た目)をDr.が判断し病名を決定する。
注意しなければならないのは、1人のDr.にすべての判断をゆだねないことだと私は感じている。
しかし、それでは、Dr.のプライドが傷つく。
だから、治療にあたり信頼関係が必要なのだが、それを作り上げることがなかなか難しいのである。
私は、ずっと「うつ病」とみなされてきたが、内因性のうつ病か、心因性のうつ病かで、治療方針(対処療法)も変わってゆく。しかも、Dr.は一人一人にじっくり向き合えない事情がある。Dr.一人に対し患者の数が圧倒的に多いのである。しかも、「うつ心理」には、Dr.は踏み込めない。訴えてくる患者さんの何が問題なのか、Dr.にはわからない面が多々ある。それは、患者さん自身がどのくらい自分を理解しているかにもよる。
だから、Dr.は、とりあえず対処策を使う。つまり薬物療法である。患者の訴えに、その症状一つ一つに、薬で症状緩和してゆくのであるが、その方法は次第に底なし沼にはまってゆく。
脱薬出来なくなるのである。
特に、睡眠薬はそうした傾向が強い。
私は、安易に薬を多量に投与するDr.には気を付けたほうが良いと思っている。
それから、薬も「漢方薬」を使用するDr.が最近見直されている。
「薬」は化学薬品だから、必ず副作用がある。一番怖いのは、抜けなくなることである。
身体が、「薬物依存」状態になる。
その点「漢方薬」は、自然にあるものから作り出すので、「化学薬品」のように、即効性はないが、副作用も少ない。徐々に脱薬も可能である。
一時的(緊急時)には、「西洋医学」に基づく「薬」もやむを得ないと思うが、長い目で考えると、「東洋医学」を信頼したほうがよいと思っている。
厚生省は、もっと「漢方薬」に保険を適用すべきであると私は思っている。
製薬会社も漢方薬の開発に取り組んだほうが良いと思っている。
せめて、薬が主食状態にならない様に、、、、、。
(ささ爺)
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