抜け目ない情報の向こう側~某放送局より
昨夜、アルバイトを終え、大体9:20頃帰ってきて、テレビをつけたら「・・・・の攻防」という番組を報道していた。某(それがし)放送局だから、国営に近い。つまり、政府のスポークスマン的報道である。
番組は、今回、政府の「緊急事態宣言」に至った、科学者たちの(=多分有識者と言われている人たち)の、膨大な調査と膨大なデータとそれらから至った「判断」が報道されていた。
私は、それらの科学者たちの「行為」は、評価するに値すると思う。よくぞ、そこまで「分析」し、一定の「法則性」を見つけ出し、「科学化」し、ある「判断」を下してくれたと思う。
今、私が言いたいのは、政府は有識者の「判断」による即断を、何故いち早く国民に伝えなかったのかである。
某放送局が報道しているということは、「一定の収録期間」を得て、勿論、私たちには見えない「検査(もしかすると検閲?)」を経て、収録し報道したと思われるからだ。
つまり、そうした「一定の期間」を待たずに、北海道知事がいち早く判断したように、何故、より早く「決断」できなかったのかということである。
勿論、国を運営する以上、「報道」や「宣言」にも責任は付きまとうから、「不確か」な情報を報道するわけにはいかないのは、私としても承知である。
しかし、現実に、北海道知事がいち早く「対応」しているのである。ということは、政府は、北海道知事の「判断」を無視するかあるいは自分たちの抱えるシンクタンク(=頭脳集団)や科学者たちのみの「判断」を「拠り所」にしたのかもしれないという憶測が成り立つのである。
それは、自分たちの抱えた「情報網」や「科学的判断」のみを、「信用」「信頼」したのであると思う。つまり、北海道知事の判断であったとしても、それは「他者」の判断であり、それは「自身」の判断ではなく、「他者」を排斥しまうという体質から、こうした事態を招いてしまったのではないのか、という推測が成り立ってしまう。とするならば、政権を持っている人たちの「傲り(おごり)」を私は感じる。
私は、前のブログでも書いたが、東日本大震災(3.11)の時の原発事故の際、情報を早く得ることのできる立場を「生かし?」、自分とその家族だけは何とか生き逃れようとした「醜い」電力関係者・権威者・行政者を見てきている。
そこには、そうした立場で生きる人たちの「傲り(おごり)」や「選民意識」や「秘密主義」や「利己主義」を感じないわけにはいかない。
つまるところ、それは「個人の時代」の代表者たちなのだと思う。
パンデミックだけではなく、「パンデパニック」になってしまった。
クラスターだけでなく、「喰らい星(スター)」になってしまった。
阪神・淡路大震災の時は、村山政権だったし、東日本大震災(3.11)の時は民主党政権だった。そのことをもってして、安倍晋三氏は「悪魔のような民主党政権」と言っていた。しかし、今回は、自民党政権下である。でも、どのような政権でも、同じなのかもしれない。
何故、政権を持つと、事態への初動対応が遅れるのどろうか?
そして、人々(民衆)は決して「愚民」ではない、と私は信じている。
人々(民衆)の中にこそ、「自浄力」もある。
東日本大震災(3.11)の時の「人々」に学ぼう!!
(ささ爺)
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